萩野公介 モチベーション上がらず”無期限休業”

トッププレイヤー、金メダリストの共通の悩みが、モチベーションの維持の
難しさだそうです。特にメダリストは、メダルをとった後は『孤独感』に
悩まされる、相談するとしても、メダルを取った経験者は少なく、相談相手がいない。

同じ経験者は少なく、相談できるような同じ立場で聞いてくれる人がいません。
リオ、オリンピック400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介氏も、
今夏の世界選手権代表選考を兼ねた4月に開催される、日本選手権の欠場を発表。

 

欠場する要因を、モチベ―シヨンの維持の難しさを理由に挙げ、現在練習を
していないと言う。東京オリンピックを目指すことには変わりありませんと本人は
言っているが、世界選手権は断念し、東京オリンピックまで1年半と言う段階で、
“無期限休養”すると言う、萩野氏の苦悩がうかがえる決断である。

 

萩野氏は、日本選手権出場を断念した理由を『理想と現実の結果の差が少しずつ
自分の中で開いていき、モチベーションを保つことがキツクなっていきました。
今は、競技に正面から向き合える気持ちではない』と話し、表情を落とした。

ゴルフなどで言う”イップス”のような状態になっている

 

萩野氏を指導するコーチは、『練習は、よくできていたが競技大会では別人になる』。
野球やゴルフで言う”イップス”のような状態になっていると!欠場報告の電話を
受けた時も『元気がなかった』と心配していた。

 

『五輪に向けて、今年エントリーしないことは、プラスではない。この危機的な
状況をプラスに変えられるように、解決方法を考えたい』
と厳しい顔で話した。
今後のことは『白紙だ!何も考えていない、どうするかは彼自身が決めること』
萩野公介氏の奮起を期待した。

 

萩野氏の関係者は『東京オリンピックを諦めたわけでは全くない』とあくまでも
来年を見据えた上での決断ですと説明した。東京オリンピックの代表になるには
『来年の4月予定の日本選手権での一発勝負になる』と指導するコーチは言う。
『自分自身と、もう一度しっかり向き合いたい』と萩野公介選手。

プールから離れて、自分と向き合う時間を持つことが大事!

“無期限休養”宣言した萩野選手また『自分としっかり向き会いたい』と宣言
自分で選んだ道ですから、後悔しなで真っすぐに前に向かって進んでください。
まずは、プールから離れて、自分自身を客観的に見つめられる時間持つことです。

 

本物の緊張感を感じられる舞台は、一発勝負である来年『日本選手権』しかありません。
萩野選手のように、世界のトップクラスの選手のモチベーションを上げる舞台は限られて
きます。まだ、東京五輪までは1年半もあります、萩野氏には充分な時間です。

 

世界のトップスイマーに上り詰めた萩野氏です。誰も分からないポジションに
いる人なのです。自分で答えを出すしか道はありません、トップの人間はいつでも
『孤独です』この孤独に勝利してこそ、本物のトップスイマーになれるのです。