元大関 照ノ富士 初場所関取復帰の7戦全勝優勝!

 

大相撲九州場所で元大関で西幕下10枚目の照ノ富士(27、伊勢ケ浜部屋)が7戦全勝で優勝。
幕下15枚目以内の全勝優勝のため、来年の初場所に十両に10場所ぶりに返り咲きが決定
本人は『正直うれしい。新十両が決まった時よりうれしい』と目を潤ませていた。

10場所ぶりの復帰をかけた一番は西幕下51枚目の対馬洋(26、境川部屋)との対戦
相手に懐に入られ、まわしを捕れなかったが『どっしりと構えていれば押されることはない。
やってきたことを信じてやれば大丈夫』と落ち着いていた。

 

左の小手投げで振って崩し、右四つで胸をあわせて寄り切った。2015年夏場所 関脇で
12勝3敗で優勝し23歳で大関に昇進。その後大関時代に両ヒザを痛め2016年からは痛みとの
闘いを余儀なくされ、さらに糖尿病い侵され、2017年秋場所を最後に大関か陥落。

 

 

十両に落ちても、何とか頑張ったていましたが、ヒザの手術の影響もあり2018年
名古屋場所から4場所連続全休したため、今年の春場所復帰した時は序二段まで番付が
落ちていた。本人の一時は『これでやめたいと言う気持ちもあった』語っている。

親方、ファンの励ましに応えた、十両復帰決定!

それでも頑張ってこれたのは、『師匠伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)からの励まし言葉や
ファンの励ましの声を聴き現役続行を決意『余計なことを考えずにカラダを治すことを、
最優先し、それから稽古をしよう』と思ったと言う。それからは治療とリハビリに励み。

 

懸命の努力で、何とか闘えるカラダに戻して序二段から幕下と5場所連続で6勝以上の成績を
上げて、初場所の十両復帰を手にした。カラダは全盛期にはほど遠いが『もう一年位、
今の感じで上がっていけば、もう少しやれると思ってやっている』と語り。

 

『30歳を超えてから強くなる人もいる』と前を向く。『土表に上がっている以上は
もう一回、どこまで通じるか試したい』と前を見つめた。