佐々木を休ませた理由 国保監督「故障を防ぐこと」

 

全国高校野球選手権岩手大会 
●決勝・・大船渡2対12花巻東  2019年7月25日  岩手県営球場

決勝戦に佐々木投投手を登板させず負けたことで、大船渡高校に多数の苦情、中には学校に
乗り込もうとする者いたようです。また試合当日だけでも150件の苦情!さらに翌日の
朝には留守番電話に53件の問い合わせがあったと言う!「激励の言葉は100件に1件位で
後は、ほとんどが苦情だった」と言う!

大船渡高校の国保監督は、決勝戦の試合後佐々木投手について『投げられる状態であったかも
しれないが、私が判断した。理由は、故障を防ぐこと』と語った。佐々木は4回戦の盛岡四で
延長12回、194球投げ2失点の完投。最速160キロをマーク大谷の記録に並ぶ公式戦の
最速記録を達成した。

 

中2日で前日の24日の準決勝で先発で出場129球を投げ、毎回15奪三振の2安打完封していた。
準決勝までの4試合で、29回なげ9安打2失点(事責2点)、7四球、51奪三振で投球数は
435球投げていた。高校野球界も球数制限議論が行われているなか国保監督の決断も、
いろいろと議論に影響を与えることは必須であると思います。

 

過去に、高校生もプロ野球の投手も酷使してピッチャーが何人も潰れている、高校生の場合
どうしても、無理をしてしまいがちな甲子園言う舞台、観客もまた感動と言う言葉に高校生の、
まだ完成されていないカラダのことを忘れてしまい、必死な姿を求めてしまいます。


今回の国保監督の英断に拍手を送りたいと思います。と同時に高校野球の日程の組み方を
もっと間隔を開けたらいいと思います。特に8強以後は十分な時間を与えるべきだと思います。
日程の緩和と「大事なのは球数より登板間隔」と日ハムの斎藤祐樹氏も語っている」

                

今回の佐々木郎希投手と国保監督の決勝戦をテレビで見ていて悲しく、むなしい気持ちに
なりました。勝利した花巻東高校の選手も監督も寂しい決勝戦だったのでは!

佐々木朗希投手は出番なし 、花巻東に完敗!

 
「高校野球岩手大会・決勝、花巻東12対2大船渡」25日、岩手県営球場

大船渡の佐々木朗希投手を目当てに試合開始前の早朝から多くの人が球場前に並んだ。
三塁側には行列ができ早朝から行列ができ、駐車場は満車となっている。

 

13時試合開始。佐々木朗希は,先発せず、ベンチスタートとなった。前日の
準決勝(5対0一関)で2安打完封129球投げ毎回の15奪で三振の熱投で、今日も
登板すると誰もが思っていたが最後まで、ピッチャーとしても代打の出場もなかった。

 

大船渡高校の国保監督は佐々木の登板、出場をさせなかった理由を昨日24日の
準決勝129球の完投したことで、今日投げると連投になり、さらに「故障を防ぐため」とし
「投球感覚と気温です。今日は暑いですし」と語った。佐々木朗希投手も監督と話し、
納得したと語り、佐々木、大船渡高校の夏は終わった!

 

落合博満氏「監督が最善策を取っただけ」と語り、「当事者が解決すればいい、
周りが騒ぎたいのは分るけど学校や監督の立場がある、議論にしてはいけない」と
語り、国保監督。佐々木投手をおもんばかり、周囲の人達に冷静になるよう求めた。

佐々木朗希15奪三振2安打完封!花巻東と決勝へ!

全国高校野球選手権大会岩手大会準決勝 岩手県営野球場で開催

・7月24日       一関工0対5大船渡 

岩手県営野球場で行われた大船渡高校佐々木朗希投手は4番・ピッチャーで先発出場。
150キロ越えを連発、最速157キロを投げ、毎回の15三振を奪い2安打の完封勝利。
打っては初回ワンアウト2,3塁で佐々木が先制の内野安打を放ち、2点を奪う。

さらに、2回には内野ゴロの間に1点を追加、3回には木下のタイムリー2塁打で追加点
奪いリードを広げた。相手の一関工は三回戦で優勝候補の盛岡大付属高校を破って
勢いに乗っている高校との対戦。一関工は初回、2回と4度の盗塁で揺さぶってきた、

それでも、佐々木は表情一つ変えず、157キロのストレートの剛速球で4番バッターを
見逃しの三振に仕留めて見せた。三回以降はコントロール重視のピッチングでアウトを重ね、
六回2アウトから5者連続の三振を奪うなど、毎回の15奪三振で相手をねじ伏せた。

 

佐々木は、2回に岩淵健、4回に金子に単打を許したが、打たれたヒットはこの2本。
9回完投で、2安打で15奪三振を奪い圧巻のピッチングで完封して見せた。


残るは、決勝の一試合のみである。決勝戦はエンゼルスの大谷の母校である

花巻東高校との対戦、明日「25日午後1時試合開始」35年ぶりの2度目の甲子園出場を
かけて、佐々木朗希が連投で挑む!

大船渡高校の佐々木朗希ベスト4進出!

高校野球・岩手大会・準々決勝    「大船渡6-4久慈」7月22日
昨日延長の末、佐々木投手の勝ち越しホームランで、勝利した大船渡高校が
今日22日準々決勝で久慈高校と対戦、佐々木はベンチスタート大会初の先発回避。

 

4点リードの六回に2点失点。さらに七回にも2点を失い、同点に追いつかれた。
4対4で突入した延長十一回、1死一、三塁から5番、千葉が二塁強襲の勝ち越しの
タイムリーヒット。さらに七番、鈴木もタイムリーで2点勝ち越し、準決勝進出を決めた。

 

佐々木を休ませて、勝利したことは今後に大きな収穫であり、佐々木朗治投手が
いつも気にしている、全員の力で勝ちたい、自分だけ前に出たくないと言うことが
今日の勝利で、証明され佐々木もいつもと違う爽やかな笑顔浮かべながらガッツポーズした。



佐々木朗希21奪三振、決勝2ランで8強決める!

注目の163キロ右腕の大船渡高校の佐々木朗希投手が高校野球岩手大会・4回戦、
大船渡4-2盛岡四との試合で二刀流で大活躍、投げては延長12回完投21奪三振、
12回勝ち越し2ランを放ち、まさに投げて良し、打って良しの大活躍で8強進出を決めた。

 

延長12回194球21奪三振の完投。大船渡高校は6回に2点を先制、
佐々木投手は八回までに13奪三振を奪う力投で師岡四打線を無得点に抑えていた。
八回の投球では、12年の花巻東・大谷翔平(エンゼルス)以来となる160キロを記録。

 

高校公式戦史上最速の160キロをマーク、スタンドからは大きな拍手が送られた。
八回が終わった時には、大船渡のナインもお客さんも九回を佐々木が抑えて完封すると、
誰もが思い願っていた。


が、悪夢が待っていた。無死二、三塁から6番バッター横山に159キロのストレートを

センター前に打たれ、今大会の初失点が同点打となる、痛恨の一打を食らう。

その後、二死満塁になり、一打サヨナラのピンチを迎えるが、なんとか踏ん張り、
延長戦に突入する。そうして迎えた延長12回、無死一塁から佐々木が自らのバットで
右翼ポール際に勝ち越しとなる2ランホームランを放ち、念願の甲子園まで後3勝とした。

 

エースで4番バッター、投げては21個の奪三振、打っては勝ち越2ランの離れ業の
二刀流のニュースターに相応しい大活躍で岩手大会8強の準々決勝に進出を決めた。