乳児の液体ミルク販売解禁!母乳問題

 

液体ミルクは、以前から消費者である、多くの母親たちから販売してほしいと
要請があり、18年8月に厚生労働省が省令を改正して、国内での製造ができるようになり、
厚生省の承認と消費者庁から『特別用途食品』の許可を得ることで、
販売が出来るようになりました。

また、販売に当たり注意事項を下記のように定めている。
液体ミルク、粉ミルクには『乳児にとって母乳が最良である旨の記載』を義務づける。
つまり、『母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です』この言葉を必ずパッケージに
記載しなければいけませんと、消費者庁が定めているのです。

 

さらに『当該製品が乳児にとって最良であるかのように、誤解されるような文章、
イラスト及び写真等の表示は望ましくない』
と要請しています。

 

実際に、江崎グリコの商品である『アイクレオ赤ちゃんミルク』には、パッケージの
目立つところに『母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です』と明記されています。
『あくまでも母乳が最適ですが、母乳が出ない場合は液体ミルク・粉ミルクを
使用してください』と
注意書きを入れれば、誤解されなかったのではないでしょうか!

厚労省が「育児にミルクを使う支援も必要」と語っている!

 

消費者庁食品表示企画課は3月13日にJ-CASTニュースの取材に、
表示の規定は世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)が運営する
国際食品規格委員会の規格に準じていると説明する。

 

WHOとFAOが07年に公表したガイドラインでは、「最適な乳児の成長、
発達及び健康を達成するためには『誕生後6ヶ月間は母乳のみで育てることが
好ましい』としている。つまり、世界保健機関(WHO)で表示規定しているのです。

江崎グリコの商品『アイクレオ赤ちゃんミルク』は、パッケージの目立つ位置に
『母乳は、赤ちゃんにとって最良の栄養です』と書いてあります。
今回ツイッターで話題になっているのが、この言葉がパッケージに必要があるの?
と、問いかけているのです。この問いかけに「いいネ」が7000近く集まった。

 

『母乳見る度に胃の辺りがギュンってなるんだよな…』と
                  『母乳に近い栄養成分だから、これはとてもいい商品だよ!
                                  と言いたいのだろうけど、母乳が出なくなった私には辛い言葉』

 

母乳が出なったため止む負えずミルクで育てた人、また出てもすぐに止まってしまった人には、
『母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です』この言葉は、つらい言葉に聞こえるため、
パッケージに、『この言葉、必要なの?』と問い掛けたのではないでしょうか!